「あれ…?次、どうだったっけ…?」
2026/06/22
「あれ…?次、どうだったっけ…?」
さっき習ったばかりなのに、もう思い出せない。
新しいことを覚えるのに、前より時間がかかる気がする。
そんな感覚、レッスンの中だけじゃなく、日常でもありませんか?
大人からバレエを始めた方に、いちばんよく聞かれるお悩みのひとつが、これなんです。
「振り付けが覚えられないんです」
毎週3回もお教室に通って、本気で練習している。
それなのに、覚えられない。
周りに迷惑をかけている気がして、自分を不甲斐なく感じてしまう…。
そんなふうに、ご自分を責めていませんか?
でも、ちょっと待ってください。
覚えられないのは、努力が足りないからではないんです。
実は——「頭」で覚えようと、がんばりすぎているだけ。
「覚えようとしないで、どうやって踊れるようになるの?」
そう思いますよね。
ここでひとつ質問です。
振り付けを覚えたあと、すぐに”体の感覚”を感じていますか?
どんな感覚だったか、ちゃんと味わっていますか?
私はいつも、身体をこんなふうに例えています。
身体は、CPU(パソコンの処理装置)
頭は、ハードディスク(記憶の保存場所)
頭(ハードディスク)に情報を詰め込むばかりで、身体(CPU)を動かさなければ、パソコンやスマホは動きません。
逆に、CPUの性能がどれだけ良くても、ハードディスクがいっぱいなら、動作は重くなってしまう。
つまり大事なのは、
身体の感覚(CPU)をしっかり働かせて、頭(ハードディスク)に”余白”をつくること。
人間も、これとよく似ていると思うんです。
お仕事や日常で頭がパンパンなら、優先順位の低いものから、どんどん抜け落ちていきますよね。
だからこそ、振り付けを「情報」として覚えるのではなく、
動いたときの感覚はどうだったか
どこを見ていたか(視覚)
どんな音だったか(聴覚)
周りとの立ち位置はどこか
こうした”感覚”とセットで、身体に入れていく。
覚えるのが早い方は、頭と身体感覚の連携が、とてもバランスよく取れている方が多いんです。
さて、あなたはふだん、どんな覚え方をしていますか?

